猫混合ワクチンについて

猫混合ワクチンとは?

猫にはワクチンで予防することができるウイルス性の病気がいくつかありますので早めに接種を受けてください。中には根治療法がなく死亡率が高い伝染病も あるため、かわいい猫を守るためにぜひワクチン接種を受けてください。仔猫は母親からの免疫力が低下する生後2ヶ月頃から伝染病にかかりやすくなるので、 その頃に最初のワクチン接種を受ける必要があります。生後初めてワクチン接種を受けるときには2−3回の接種が必要ですが、2年目以降は1年1回の追加接 種を受ければ免疫力を維持することができます。

ワクチンで予防できる伝染病

■ 猫ウイルス性鼻気管炎

猫ヘルペスウイルスによって起こる病気で、クシャミや咳、鼻水分泌などの呼吸器症状がみられます。また、結膜炎を伴い多量の目ヤニが分泌されるのが特徴的です。伝染性が非常に強く、多頭飼いしている場合には簡単に他の猫にうつってしまいます。

■ 猫カリシウイルス感染症

猫ウイルス性鼻気管炎と似た症状を示す病気ですが、進行すると口腔内や舌に潰瘍ができることがあります。

■ 猫汎白血球減少症

パルボウイルスによって起こる病気で、激しい下痢、嘔吐、食欲不振などの消化器症状がみられます。他のウイルスや細菌感染を伴うと重症化し、仔猫では死亡率が90%に達する恐ろしい病気です。

■ 猫白血病

猫白血病ウイルスがリンパ腫や白血病を引き起こす病気で、発熱や食欲不振、貧血などの症状がみられます。また、免疫力を低下させるので、他の病気にもかかりやすくなります。根治療法がなく致死率が高いため、ワクチン接種を受けて感染を防ぐことが大切です。

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