フィラリア症とは? |
フィラリア症はフィラリア(犬糸条虫)が心臓や肺動脈に寄生することによって引き起こされる重要な犬の病気で、蚊によって媒介されます。そのため非常に感染率が高く、感染してからしばらくの間は無症状であることが多いため、発見されたときには治療が困難なほど重症化していることがあります。また、急性症状を発現すると死に至ることが多い深刻な疾患です。ですが、簡単な方法で予防できますので、仔犬を飼い始めた方は今すぐ予防を始めてください。また、予防していない期間が少しでもある犬は感染の可能性がありますので、検査のためにご来院ください。
症 状 |
■慢性症状
運動を嫌がる、咳をする、呼吸が苦しそうになる、毛づやが悪い、食欲が減少する、お腹が張る。
■急性症状
食欲が全くなくなる、血尿をする、呼吸困難になる、可視粘膜(歯肉など)が蒼白になる。
診 断 |
主に血液検査で診断可能です。
治 療 |
全身状態を把握したうえで治療を開始します。
予 防 |
内服薬または注射により予防可能です。