犬混合ワクチンについて

犬混合ワクチンとは?

犬の伝染病には、ウイルスや細菌感染によって引き起こされる病気がたくさんありますが、いくつかの伝染病はワクチン接種によって予防することができます。 感染犬の便や尿、鼻水などから感染することが多いため、知らず知らずのうちに感染してしまうことがあります。早めのワクチン接種をおすすめします。特に仔 犬では致死率の高い伝染病があるため、早めのワクチン接種をおすすめします。生後初めてワクチン接種を受けるときには2−3回の接種が必要ですが、2年目 以降は1年1回の追加接種を受ければ免疫力を維持することができます。

ワクチンで予防できる伝染病

■ 犬ジステンパー

非常に伝染性が強く致死率の高い伝染病で、下痢やくしゃみ、鼻水分泌などの消化器・呼吸器症状を示します。また、痙攣や麻痺などの神経症状がみられることもあります。

■ 犬パルボウイルス感染症

激しい下痢、嘔吐、食欲不振などの消化器症状がみられますが、仔犬では全く症状を示さずに突然死を引き起こすこともあります。仔犬では致死率が高い恐ろしい伝染病です。

■ 犬パラインフルエンザウイルス感染症・犬アデノウイルス2型感染症

犬のパラインフルエンザウイルスと犬アデノウイルス2型は「kennel cough」の原因となるウイルスで、発熱、咳、鼻水分泌などの呼吸器症状を引き起こします。他のウイルスや細菌感染を伴うことにより重症化することがあるので、注意が必要です。

■ 犬伝染性肝炎

肝炎を主体とした様々な症状(嘔吐、下痢、食欲不振など)を示す伝染病で、ときに神経症状がみられることもあります。1歳未満の仔犬では、感染率、致死率ともに高い病気です。

■ 犬コロナウイルス感染症

下痢、嘔吐、食欲不振などの消化器症状を示す伝染病で、仔犬では他のウイルスや細菌感染を併発すると症状が重くなることがあります。

■ 犬レプトスピラ感染症

細菌が原因となる伝染病で、腎炎や肝炎を引き起こします。発熱、嘔吐、食欲不振、口腔粘膜の出血、黄疸など様々な症状がみられます。人畜共通感染症としても重要な病気の一つです。

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